鮎川詢裕子メッセージ

中国からもご感想をお寄せいただきました

上海の中国人リーダーの方からご感想をいただきました。

「最高のリーダーほど教えない」読後感想

 題名を読んで、前書きに”「教える」から「気づかせる」へ”と書いてあるのを見るだけで心に響きました。
自分も会社での立場では部下を持って仕事をしていますので早速本を読ませていただきました。
本を読ませて頂き、共感のあるところが沢山有りましたが、ここであえて二点印象強い部分を出してみたいと思います。

第一に部下を気づきに導く「かかわり方」
 私自分がせっかちな性格で、”何事も早く解決しましょう”と、部下と物事に対して討論する時、人の意見を聞く耳を持たず、すぐ自分の意見を言ったりとかしています。自分でもこれが問題だと認識していなく、”私はこうです”とむしろ自信を持って言い切ってきたのです。その中でどれだけ大変な思いをしたのかは自分だけ分ります。
 そんな中、昨年から管理職の仕事について勉強するようになりました。その中に”人の言うことを聞きましょう”という点がありました。初めて気づいた事です。これまでいつも部下は言われたことしかしない、何でもっと考えてくれない、とばっかり愚痴を言っていたのを、部下と落ち着いて話をしているうちに、相手から本当の考え方を出してくれるのです。なんだ、ちゃんと考えているのではないでしょうかと気づきました。
 今回この本を読んでいますと、まさにこの点はっきりと書かれていました。あ、やはりなんでもかんでも自分ひとりですぐ言ってしまうのは愚かな行動でした。
先週も新規の仕事が入り、チームで一緒に仕事をする事になっており、自分がつい入ってしまいそうな気持ちを抑えながら、チームの皆様の意見を聞き、無事監査が終了することができました。
皆の力を合わせて仕事するのはいかに楽で、質の高い仕事が出来るのを実感出来ました。

第二、「なぜ」ではなく「どのように」を使う
  この点も実は悩んでいた点でした。”この調査は明日まで提出して下さいねという”と依頼しますと、”無理ですよ。だって、……が有りますから”というような会話が良く社内で飛び掛っていました。
その都度、私は怒りまくって、”そんなことを聞いていません、お客様が待っています”と怒鳴り返してしまう。お互いに気分良くなく、ギクシャクの雰囲気で仕事をしていました。私はお客様のためですから、と自分は反省もせずにやっていました。

  ところが、この本を読んでいますと、あ、押し付けではなく、じゃ、どういうことをしたら出来るのかという聞き方にしたら、案外スムーズに解決できるかもしれないと実験でやってみようと思いました。
上記緊急の案件で、調査後の報告を相当急いでおり、二日後にお客様の上司に報告しなければならない状況です。皆で打ち合わせを行い、”どうしましょうか?”とメンバーに声を掛けて見ました。最初はチームメンバーは無茶なことをと言っていたのですが、そのうち、Aさんは何をする、Bさんは何をすると自分たちで仕事の分担して仕事が無事分担でき、二日後の報告レポートがスムーズ出来ました!なんと嬉しい事です!

 本当にチームの重要性がどれだけ大事だと実感できました。

  リーダーの考え、動き方により、皆様がこんなに変わるのですかとつくづく思いました。もちろん、人が分った事とできる事はまだ別なので、但し、分らない時は仕方ないですが、分ったら、今後これを自分の行動上の尺として、なるべく近づくように行動したいと思います。
このやり方の方が実際とても楽です。有難うございます!
(中国人 経営者O様)

 

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