鮎川詢裕子メッセージ

自分ごとにしていく話し方・伝え方

オンライン講演

こんにちは。鮎川詢裕子です。

ここ最近は、講演のお話が増えてきています。

どういった内容のものかというと、

社会課題を一人ひとりが個人として
社会の一員として、どう向き合っていくのか

というものです。

題材は2020年今年出版に携わった2冊の本ながら

講演の本質は、内容の紹介はもちろんですが、
いかに内容に興味を持っていただけるよう話すのか

だと捉えています。

つまり、コミュニケーションということになります。

コロナ禍の講演においては、状況によって対面もありますが、
その多くはオンラインでの開催です。

時間をかけてじっくり行うワークショップタイプの場合は、
実習の時間や対話や発表の時間が取れますが、

1時間の講演、短いと30分という場合は、
そういった時間が取れません。

一方通行に社会課題の話をしても、いったいどれくらいの人が
興味を持ってくれるでしょうか。

最初は「講演」という言葉に戸惑いましたが、
よく考えてみると、それはコミュニケーションのひとつの方法で
大切な機会なんだと捉えると、

一方通行というイメージではなく
インタラクティブな場として相手と共につくる場にしようという
発想
が生まれます。

そして、どうしたら相手が興味を持つように
投げかけられるのか?

を設計することができます。

その時に大切なのが、依頼の意図です。
つまりコミュニケーションの意図ですね。

何のためにその講演を依頼下さるのか。
どんな期待やニーズがあるのか。

これは1対1のコミュニケーションでも、複数でも同じですね。
何のために今ここでコミュニケーションの場を持つのか。
ちょっとした打合せや会議と同じです。

そして行うのは、参加下さる人が聴く一方ではなくて
考えてもらったり、
自由に発想できるように
質問を投げかけて
いきます。

まさに教えるのではなく、気づいてもらえるよう
質問を通して投げかけていきます。

今日のあなたの参加の目的はなんですか?
何がきっかけでここに来ることになりましたか?

今の現状はどこにあたりますか?
正解はないので自由に考えてみてください。

○○について、現状何パーセントくらいだと思いますか?
正解を出すというよりも、考えてみることがとっても大事なんです。

など、語りかけながら進めていくと
皆さん、想像してくださいます。

終了後のアンケートを見てみると、

投げかけてもらって考えることができた

といった感想もいただきます。

こういった講演を行う時には、
参加者の状況を知っておくことも大切な要素です。

そのテーマについてどれくらいの関心を持っているのか
どんな状況にいる人たちなのか
わかる範囲で事前に伺います。

温暖化や気候危機に対してどういうことができるのか

一見すると、とてつもなく大きくて手に負えないものと
捉えがちなものを

「自分にも関係がある」
「自分ができることで社会が変わっていくんだ」

と感じて下さる方は多いようで、
講演を聞いた人が、うちの会社でも、うちの業界団体でも
お願いします。

あるいは、この企業さんを紹介したい
あそこでやったのならうちでも

といったお話をいただいています。

ですので、やはりコミュニケーションの基本と
教えるのではなく、気づいてもらえるような
なげかけは大事
だなぁと改めて感じています。

今年の初めに700人以上もの参加者に30分話す機会
100数十人への講演
40人の時もあります。
今週は120人でした。
来週も続きます。

私が大事にしている気づきをどう生み出すのかについて
こちらの本に掲載しています。

ご興味がある人はご覧になってみてください。

 

少しでも参考になることがあれば幸いです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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