鮎川詢裕子メッセージ

自分と向き合う

私を探求する

こんにちは。鮎川詢裕子です。

昨日は、毎年ご一緒させていただいているリーダー養成プログラムの
コーチングセッションでした。

受講生の皆さんは、11カ月かけて様々な面から
経営者として必要とされる「リーダーシップ」を
体得していきます。

大企業の各社から一人ずつ選抜された皆さんは、
頭脳明晰な方ばかり。

長期にわたるプログラムは早朝から深夜まで
身を投じる探求が続きます。
ふだんからタイトな皆さんは、この期間に
仕事に加えていろんな体験をされることになります。

その中でのコーチングプログラムでは、頭脳や思考、
外側の変化に意識を向けることからいったん離れて、
内側に意識を向けていきます。

ここでは、自分が知らないうちに身に着けた
固定観念を意識的に手放し、
着こんでいたものを削ぎ落していきます。

先の見えない変化の中にある私たちですが、
自分の内面を時間をとってしっかり向き合っていくことによって

自分とは何か
自分の本質とは何か
といった人生のテーマを見つけていきます。

人生を振り返る様々な動画が流れるのですが、
どれも完成度が高くてで事務局の皆さんの
このプログラムにかける熱意が伝わってきます。

世界の移り変わり
親の世代から私たちの世代
ひとりの社会人の人生の物語

何度も見ているのに、涙腺が緩みます。

また、
行き過ぎて自然が破壊されていることに気づかない感性を
多かれ少なかれ、持ってしまっている私たちに
心が痛みました。

自分と向き合っていくと、
知らず知らずのうちに身に着けた
固定観念や価値観、思考の癖に気づいていきます。

その時に役に立つのが
誰かに話しを聴いてもらうことです。

話すことによって、
自分でも気づいていなかった考えや気持ち、
心の機微が明らかになっていきます。

話しながら、「私はこんなことを思っていたんだ!」
と驚くケースもよくあります。

また、
「この時の経験が、今の自分をつくっていたなんて!」
と、幼い頃からこれまでの体験と今の言動の関連に
びっくりすることも多いです。

話しを聴く人は、自分の意見をアドバイスするのではなく
話し手の話を受けとめ、寄り添い、
鏡のようにその人を映し出します。

外側の現実は、内面の反映でもあります。
たとえば、イライラしていると、言動にも影響し、
そのようなことが起きますし、
内側が落ち着いていると、困難な状況にも
対応しやすくなります。

自分の内側を観ることによって、
行動の要因となる自分の存在のあり方が調い
外側の世界に反映しやすくなります。

私たちが自分の考えだと思っているものの中には、
世間の常識、外部からの要求、
しなければならないものにコントロールされているもの
誰かから受けた影響
が含まれています。

本当の自分に気づいていくことによって、
仕事におけるパフォーマンスだけでなく、
自分自身の生き方や
社会・世界とのつながり方が
より本来の自分に近づいていくことでしょう。

 

知識やスキルは、どう使うか
何のためにいかすのか
が大事です。

それによって出現するものが大きく違ってきます。

全体セッションを経て個別コーチングを行い
社会でどうリーダーシップを発揮するか
具体的な探求・実現に向けたフェーズに入っていきます。

自分の源泉につながり続ける
本当は何を大事にしたいのか?
なぜ大事なのか?

それは、自分のエネルギーの源となり、生きる糧にもなり
行く道を照らし、
人生に息吹を吹き込んでくれるのです。

 

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