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鮎川詢裕子メッセージ
4.152020
コロナと上手につき合う~私たちはつながっている
こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
「コロナと戦う」「打ち勝つ」といった表現をよく聞くようになりました。
確かに甚大な被害が出ています。
今はこのウイルスがどんなものかがまだよくわからない。
どう対応したらいいのかわからない。
だから恐ろしい。
どう付き合えばいいのかがわからず
感染が広がり続けています。
少しずつ、このウイルスというものが、どういうものなのか
どういう特質を持っていているのかを理解しながら
つき合い方を見つけていく。
そのプロセスにいるのように思います。
まさにコミュニケーションです。
どうしたら上手くつき合っていけるのかと
考えていくと、見え方が違ってくるかもしれません。
そもそもウイルスを我々人間がなくすことはできるのでしょうか?
今回のコロナは、昔であれば狭い地域で収まっていたものが、
人間が世界中を往来するようになって、
世界中に広まったと先日、専門家の方たちの話に
考えさせられました。
そして、温暖化が続くと、さらに未知のウィルスが出てくるという話がありました。
BS1スペシャル「ウイルスVS人類~未知なる敵と闘うために~」
これも別の形で私たちが大きな生態系の中で関連し合いながら
生きている現われのひとつではないでしょうか。
人間が全てを支配することはできない。
コロナでつらいこと、痛いこと、苦しいこと、
悲しいこと、切ないことが沢山あるけれど
私たちに大事なことを教えてくれるようにも思うのです。
人間中心、経済中心になり過ぎて
効率を重視しすぎて忘れてきたものを
本当に大切なものは何なのか?
を思い出させてくれる機会と捉えることができます。
さらにこの危機に出会うことが
私たちが生き物として持っている底力を目覚めさせ
発現するまたとない機会となりといえるのではないか
と感じるのです。
自分にとっての真実につながり自分で考えて動く。
そして、助け合い、つながりあい、乗り越えていくことが
今試されています。
当面は厳しい状況が続きます。
今はなんとか当面を生きながらえて
これからに備えていく時と言えるのかもしれません。
この新年度の事業計画が保留になっている会社さんも
沢山あると聞きます。
すべてのものが、いつかは変わったり壊れたり無くなったりする
ものだという諸行無常を私たちに思い起こさせます。
元のままの状態に戻るということは、幻想なのかもしれません。
「いつまでも変わらない」ことへのこだわりが
人の「苦しみ」を生むひとつの原因である
とお釈迦様は言われたそうです。
上手につき合う道が見つかるまで
試行錯誤が続きます。
なんとか乗り越えていきましょう!
その最前線で感染治療や予防、対策にあたってくださっている皆さん
インフラを整えてくださっている皆さんの安全と
感染された人の回復を心から祈念しています。
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