鮎川詢裕子メッセージ

「新しい習慣」が生きる土台をつくる

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

今回の新型コロナウイルスによって、世界が大きく変わりました。
終息すれば、元通りの生活に戻るというわけではなく、「新しい日常」といわれるように、日常生活自体がこれまでとは違ってきます。
通勤や働く場所、住む場所、買い物するものが変化し始めていると聞きます。
これまで必要だと思っていたものが今の状況では必要ではなくなったと、価値観が変化しているようです。

また、ベランダで野菜を作り始めたり、畑を借りた友人たちが少なくとも10人以上出てきています。
これは、消費だけでなく作り手でもあるという立ち位置の変化も始まっているのではないでしょうか?
変化のきっかけは今回のパンデミックかもしれませんが、「どこかうすうす大切なことに気づいていて、なかなか実現できなかったものに取り掛かることができた。」のかもしれません。

あなたはいかがですか?
どんな変化がありましたか?
自分から始めたことは何ですか?
この3か月余りに新しく始めたこと、なかなかできずにいたこと、ずっとやりたかったことに取り組んだものにはどんなものがあるでしょうか?

 

緊急度と重要度のマトリクスに照らし合わせて見ていくと、
最初は危機感から、当面の買い出しなど、緊急性と重要性が高い第1領域(左上)から変化への対応が始まりました。

そして今回、実行しにくいと言われている第2領域から第1領域に移ってきたものがあります。
どんなものが第1領域に移ってきたのでしょうか?
予防や適度な運動、家族との時間がある意味好むと好まざるとにかかわらず求められるようになったのです。
いわば、強制力が働いて、これまでなかなかできなかった働き方や仕組みの改革が一気に進みました。
日常を生き抜いていくための環境として、強制力が働いたのです。

それによって、本当に大切なものに気づいた、思ってもみなかった変化を実感する人が出てきました。
あなたの場合はいかがですか?

これまでなかなかできなかった家族との時間を過ごす。
それによって家族との関係がかわった。
人間らしい暮らしになった。
働き方が変わった。
健康に気遣うようになった。
廃棄にさらされている食料や、困っている人たち、ビジネスの支援をした。
このように、ある種の人間らしさや、助け合いというものもみられるようになってきました。
働き方や、流通システム、地元重視、経済資本から関係性資本への移行が見られるというのは、生き方の転換やプラットフォームの転換にもつながるのではないでしょうか。

今こそ、パラダイムシフトが起きるといわれているこの時代でどう人生を生きるのか
土台作り(第2領域)を行うのか、それとも第3領域や第4領域に時間を使うのかによって、大きな違いがもたらされる大事な時期になっていきます。

 

 

【緊急度と重要度のマトリクス】

重要度と緊急度

出典 www.consulting-skill.com


これを下の図も参照しながら捉えていくと、何が重要で、何が本質的な生き方を妨げるのかが見えてきます。

時間管理のマトリックス

出典:https://www.wantedly.com/companies/franklincovey/post_articles/198364

 

今後の社会環境のシナリオを自分なりに予測して、予防と今後への土台作りを行い、生き抜いていく準備を行っていきたいものです。
それには、現状の棚卸しとともに、自分にとって何が本当に大切なのか?
見つめ直して、余分な荷物を手放し、必要な行動をとってこれからに備えることが重要です。

そのためにも、自分や他者とコミュニケーションをどうとっていくのかが大事になってきます。

 

 

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