鮎川詢裕子メッセージ

つい自分の行動を責めてしまうあなたへ

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

霊性を経営にいかすコンサルティングをしています。
ほぼ教えないコンサルティングです。

皆さん 暑中お見舞い申し上げます。

今日からお休みという人もいるのではないかと思います。
あなたはいかがお過ごしですか?

今日は連日の酷暑と雷雨を避けながら、
ウォーキングを兼ねて近所に食事に行きました。

密を避けるため、最初に言ったお店は混んでたので
空いていた和食のお店に入りました。

そこで食事の最後にでてきたのがこちら

そうです。あんみつです。

このあんみつを見た瞬間、
祖母と出かけた時のことを思い出しました。
よく思い出したなぁと思うほど
忘れていた思い出です。

 

昔、小学校に入った頃、
祖母の弟が中央線沿いの商店街で
甘味屋さんをやっていて
一緒に訪ねたことがありました。

その時に出てきたのが
このあんみつです。

 

実はその時、私は生まれて初めて
あんみつを食べました。

「美味しいから食べなさい」

そう声をかけてもらって食べてみたら
幼い子供の私には豆のうまみも
求肥(ぎゅうひ)の美味しさも
理解できませんでした。

当時の私の口には合わなかったのです。

しかしながら、
大好きな祖母に
いい子だと思ってもらいたい

思いやってくれる大人たちの
期待に応えたい

ちゃんと食べることによって、
この場をまるくおさめよう

そして、幼い私は子供には多すぎた量の
あんみつを食べきりました。

誰も悪い人はいません。
みんなよかれと思ってのことです。

そして、それ以降
あんみつが食べられなくなりました。

あんみつが苦手になったのです。

それは、大人になってしばらく経つまで
続きました。

 

もしかすると、

「それ、わかる」と、

似たような経験をお持ちの人がいるかもしれません。

あるいは、

自分だったら別の方法を取ったという人もいるでしょう。

 

大人になってだいぶたったある時、
試しにあんみつを食べてみたら
みつまめの美味しさも
黒蜜や求肥の風味も
わかるようになっていました。

「美味しい」と素直に思いました。

それからあんみつをふつうに
食べるようになりました。

私にとっては、子どもの嗜好には合わなくて
大人になってからわかる味だったのでしょう。

強烈な体験は、強烈な固定観念をつくります。

その固定観念は、本人が気づかない無意識下に
存在することが沢山あります。

意識には、
自分で気づいている顕在意識の領域と、
自分で気づいていない潜在意識の領域があって

無意識下とは自分で気づいていない潜在意識
の領域で起きているものを言います。

たった一度の体験でも、

犬に追いかけられてものすごく怖い思いをした
狭いところで出られなくなった

など、本人にとって強烈なインパクトのある体験は
残ります。

しばらく経って、論理上は大丈夫だとわかっていても

犬が近づいたら逃げる
狭いところを避ける
といったように、自分の意志や意識ではどうにもならない
というものを私たちはいくつも持っています。

 

 

この時に
犬に追いかけられたせいで
あんみつを食べさせられたせいで
私はこうなった

と考えると、自分以外の誰かのせい
になって、自分で解決するのが難しくなります。

 

しかしながら、もし
その時の自分は最善を尽くして選択した

と、自分で決めたと捉えることができたとしたら、
自分で認識を変えることができるようになります。

あんみつは、
誰に強いられたわけでもなく、
「食べない」という選択肢もあったのに
自分で「食べる」と決めたのです。

みんなにいい子だと思ってもらうために
自分で「食べる」という行動をとったのです。

それがその時の幼い私にとっては
最善を尽くした「選択」だった
のです。

先ほど書いた通り、強烈な体験は
強烈な固定観念をつくります。

その時、最善だった「選択」は、
その後も最善とは限りません。

しかしながら、その固定観念によって
あんみつを選択しなくなる
というパターンが何年も続きました。

同じように犬が来たら逃げるという場合、
その時は命を守るための最善の選択だったものが

それ以降もそうとは限りません。

 

起きている現実には、
それを創り出している判断・思考があります。

 

目に見えているものが「現実世界」なのではなくて、
その奥にある見えない「観念・思い込み」が
世界をつくっているのです。

どうして思い通りにいかないと
怒りが湧いてきて人を責めてしまうんだろう

どうして言いたいことを人に言えないんだろう

なかなか部下を鼓舞するリーダーシップを取れないのはなんでだろう

会議で緊張してしまうのはなんでだろう

なぜ手一杯なのに「やります」と請け負ってしまうんだろう

 

こういった時に、私たちは自分の行動を責めがちになります。

けれども、行動を責めても苦しいだけです。

そこに潜むかつては役に立っていたけれど
今はもう役に立たなくなった考え方を
感謝と共に手放し、
あなたにとって今本当に必要な最善の「選択」を
ただ見つければいいのです。

それは思考や頭だけでできるものではありません。
心を開いて自分に素直になってみるところから
始まります。

見えないところを見る力が最初はゆっくり備わり、
あなたの人生を豊かなものにしていきます。

 

今日はかつての出来事をふと思い出した
デザートタイムでありました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

鮎川詢裕子

企業と個の本来の力を発揮するために
霊性を経営にいかす道すじを一緒につくっています。

 

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