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鮎川詢裕子メッセージ
12.292020
「声がけ」ひとつで成果が変わる
こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
DRAWDOWNドローダウンを活用した
サステナビリティ経営推進による企業価値の向上と
その変容をリードするリーダーの輩出を支援しています。
今日は、今年最後のパーソナルトレーニングでした。
毎回、食事チェックでポイントをおさらいし、
オリジナルのストレッチと筋トレメニューを
組んでもらっています。
これまでトレーニングを受けたものと、
現在お世話になっているところとでは
違いがいくつかあります。
その違いの中で、成果にかかわる大きな違いが
ひとつあります。
それは「声がけ」です。
トレーニングの際に、どんな声をかけるのか
それによって意欲や取り組み姿勢が
変わってくるのを実感しています。
特にふだんから言葉の影響力を
認識し、意識している身としては、
小さな言葉の違いが、大きな違いをもたらす
のを身をもって実感する機会になっています。
トレーニングは、基本的に負荷を上げていくものが
ほとんどです。
あるいは固くて可動域が狭いものを広げていったり、
柔らかくしていきます。
そう言った意味では、これまで限界だと
本人が認識している領域を超えていくプロセスです。
人の能力開発と同じですね。
このトレーニングの時に、どこに焦点をあてて
声をかけるか
がひとつのポイントです。
人のモチベーションは、
痛みを避ける
快を求める
のどちらかです。
トレーニングで負荷がかかって苦しくなっている時、
よく声をかけられうのが、
「ここからが苦しい」
「ここからがキツイです」
という言葉。
自分で言葉を前向きに置き換えられる人、
つまり翻訳能力があれば、
「さて、ここからだ」と前向きに受け止められる
ことでしょう。
しかしながら、トレーナーの言葉を受けとめたままだと
痛みに焦点が当たってしまいます。
このため、トレーニングしている人は
痛み(苦しさ)の中にいたままの状態になります。
だとすると、どんな声掛けをすると
その人がやる気になるのでしょうか?
その人の望んでいる状態に焦点を当てて
声をかけます。
私の担当トレーナーは、
「今、背中がが伸びて、どんどん背中が美しくなっています。」
「この重さを持つことで身体が変わっていくのです。」
といった、快の状態を思い起こさせることで
やる気を引き出していきます。
こういった言葉のひとつ一つが
その人のアイデンティティ(セルフイメージ)にも
入っていきます。
今、「私=〇〇」という状態に
近づいているんだ
と、発想するようになっていきます。
重さをあげるが、ツラいから歓びに
変わっていくのです。
そして、拙著やフィードバックのセミナーでも
お伝えしているように、
「私がポイントをお伝えすると、すぐに取り入れていかれますね。素晴らしい。」
「重さを上げたのに、前向きに取り組んでいらっしゃいますね。」
と、まずできているところから声をかけます。
そうすることで、より意欲的になっていくだけでなく、
教えられたポイントが取り組めていることがわかり、
コツを掴めて再現しやすくなります。
そして、そのあと、さりげなく
「ひとつだけ、バーを下げる時に肩が上がっているので、
力を抜いてみてください
それによって、〇〇がしなやかになっていきます」
と改善ポイントを知らせてくれるのです。
上記の言葉がけは、非常に丁寧なものになりますが、
通常の言葉に置き換えると、
人の能力を引き出すときに使えるのではないでしょうか。
そのためにも、本人が何を望んでいるのか、
知っておくこと関わりやすくなります。
心当たりが浮かんだら、
ぜひお試しください。
今日もお読みいただきありがとうございました。
鮎川詢裕子
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