鮎川詢裕子メッセージ

どうにかしようとするからツラくなる。どうにかしなくてもいいのです。

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

誰かが言ったこと、したこと、書いたことや、
誰かに言ったことや、したことによって
気持ちを左右される、
という経験を、多かれ少なかれ
私たちは日々持っているのではないかと思います。

進んでほしいと願っていた、方向性とは
別の行動を見かけたり、
SNSの投稿を見かけて、
そのまま受け入れられることもあれば、
羨ましくなったり
落ち込んだりということもあるかもしれません。

この時に、落とし穴となるのが、
つらくなったり、落ち込んだ時に
この状況を変えようとすることなんです。

読んで、ちょっと、びっくりされたかもしれません。
状況を変えようとするのが普通でしょ
そう思うのがもしかすると普通の考えかもしれません。

私も最初はそう思いました。

そういった意味では、
今日の投稿はわかる人にはすぐわかると思いますが、
「そういうことだったのか!」とわかるまでに
少し時間がかかることもあると思います。

しかしながら、
誰かが言ったこと、したこと、書いたこと
自分が言ったこと、したこと、書いたこと、見かけたこと
は、事実です。

そして、
ショックをうけたり、落ち込んだり、
怒ったり、苦しむのは、自分の中に立ち現れた
考えや解釈によるものなのです。

状況を変えようとして、「なんとかしてやろう」と
こだわると、
解釈したことのなかでずっと思考が働いていきます。
そしてその中で感情が出たり、葛藤状態になることが
あります。

そしてそれは、自分の解釈の中で話が展開していきます。

そうすると、何が起きるのかというと

あなたが見たり聞いたりした事実は事実ですが、
その捉え方の中で、あれこれのことが起きていくのです。

よく瞑想をするときに、
考えが出てきたと気づいたら、
考えに囚われていると気づいたら、その考えをただ手放し、
意識を戻しなさい。

そうよく言われます。

実際に瞑想を始めると、次々と考えが浮かんできます。
はじめたての頃は特にこれが難しい。
「考えが出てきたな」とわかるのですが、
そのうちに考えにとらわれてしまって
気がついたら、時間が経っている。
ということがよくあります。

「考えが出てくる」ことを落ち込む人がいますが、
そうではなくて、気づいたら
その浮かんできた考えを自分と切り離していきます。

ある瞑想合宿で、一定時間決して動いてはいけない
時間が設けられた時、
途中から足が痺れて大変だったこと太あります。

目を閉じているので、時間も他の人の状況も
わからないのですが、
他の人のツラそうなため息が聞こえてきました。

合宿でその時間が始まった時には、ツラくて
どうなるかと思っていました。
ただ、興味深いことに、終わりの頃には
その痺れや痛みを自分と切り離せるように
なっていったのでした。

その合宿に毎年参加したある人は
どんなに忙しくても、山のように仕事を積まれても
定時内に終えて帰ることができている。

と聞いて、自分の考えにとらわれず、
ものすごい集中力を発揮するコツを教えてもらった
ように感じました。

このことと、とても似ていて、
自分の中に立ち現れてきた解釈による
悲喜こもごもを
「今、そんなふうに感じていたんだなあ」と
ただ、流していくと、ずっと楽に過ごせます。

自分と解釈を切り分けて起きてくる気持ちや
感情をただ「そうなんだね」と
内側に映し出されるものをただただ、流していく。

ひきずらなくていい。
それをどうにかしようとしなくていい。
それでいいんだよ。
と捉えられると、
安心感と共に幸せな感覚にすらなれるのです。

瞑想と同じで、できる時もあれば、難しいこともあります。
このことに気づいてから、実験のように試しています。

よかったら、お試しになってみてくださいね。

今日もお読みくださりありがとうございました。
感謝をこめて

鮎川詢裕子


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