こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

先日、4～6月期の実質ＧＤＰは、
前期比年率27.8％の減との発表がありました。

コーチングのクライアントさんのビジネスも
大きなマイナスの影響を受けている
企業も出ています。

また、需要が急増し、増産増産という
経営者さんもいます。

コーチングでは受ける人が
「何をどう捉えているか」に対して
「いい」「わるい」という判断は行いません。

落ち込んでいるか
喜んでいるか
混乱している
戸惑っている

その人が、どんな状況にいたとしても
評価・判断することはしません。

ただ、その人が「起きていること」を
どう捉えているのかを
丁寧に聴いていきます。

当然ながら、ただ話を聴くわけではありません。
わざわざお金を払ってまで
コーチングを受けるには
理由があります。

現状の課題や、問題をなんとかしたい
何とかしてビジョンや夢を実現したい
という人もいれば
自分の考えを整理して、自分らしく自分を発揮したい
自分が本当はどういう考えを持っているのか知りたい
といったものがいったものが、「何のためか」の入り口になります。

多くの場合、それは入り口に過ぎず
じっくり話をお聴きしていると、別のものが
出てくることがあります。

このため、最初は時間をかけて、

その人の人生観や価値観、仕事観
現状に対する認識
本当はやめたいこと、終わらせたいこと

幼い頃どんな子供だったのか
あきらめてきたこと

本当はなりたいもの
望んでいる状態、当面の目標

をじっくりお聴きしながら、
本人が自分に気づきやすい状態
をつくっていきます。

その上で、
当面どうなりたいのか
コーチングに求めるものを
明らかにして、
大きな方向性を決めます。

具体的なゴールやビジョンという場合も
あります。

目的を合意するというのはとても大切です。

関係性は全く異なりますが、
年間目標を上司と部下で合意する
成長領域を具体的に決めて合意する
というのもとても大事ですよね。

どちらかが、決めただけでは
目指すゴールに向けて
寄り添い、支援しつづけるのが
難しくなります。

合意によって、
大きな目的と行きたいところを
常に意識しながら伴走できるようになるのです。

もうひとつ、最初に必ず行うのは、
両者の関係づくりです。

どんなふうに関わって欲しいのか、
どんな雰囲気を大切にしたいのか
人によって異なります。

ありのままの自分でいるためにも
信頼関係に基づいた
両者のパートナーシップは
とても重要です。

コーチングをなぜ受け続ける理由として、
よくクライアントさんに言われるのは
ここまで素直に自分の思っていることを
話せる場所はない

つまり、
ありのまま安心して話せる
打ち明けられる
というものがあります。

考えてみると、あなたが素のままで
人目も気にせずに
本当の自分を出せる機会は
どれくらいありますか？

思っている以上に少ないのではないでしょうか？
親身になってくれる人ですら
多かれ少なかれ利害関係が存在し、
気をつかうこともあると思います。

リーダーや経営者になればなるほど、
真実を語れる機会は少なくなります。

大事なのは、本当の自分と本人が出会うこと。
本当の自分をさらけ出せる機会です。

つくろっていたり、
かっこつけていたり、
人に合わせていたり、
自分の想いを飲み込んでいる時、

本当のあなたを発揮するのは
難しくなります。

自分を偽っていたり、
大きく見せていたり。
小さくしている自分がいて
それにはそれなりの大切な理由があるのですが、
それを外して本当の自分をみつけていく。

中には、何が出てくるのかが怖い
といってくださる人もいます。

しかしながら、どんな感情や言動があったとしても
その奥には純粋な願いや大切な価値観が潜んでいます。
そこを一緒に見つけていきます。

コロナ禍であろうとなかろうと
人に良く思われようと、そうでなかろうと
自分の内側にある真実を見つけていくことによって、
同じ状況にあっても
生き様が違ってきます。

今日もコーチングセッションで
人生が揺さぶられる中で
ゆるぎない姿を見出していく
プロセスをご一緒させていただきました。

人が真実である姿は美しい。

その人の中にある何とも言えない何かが
現れる機会に立ち会わせていただく
尊い時間になりました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

鮎川詢裕子

企業と個の本来の力を発揮するために
霊性を経営にいかす道すじを一緒につくっています。

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