鮎川詢裕子メッセージ

会社と自分を自己同一化する

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

霊性を事業活動とリーダーシップにいかす
コンサルティングを行っています。

今朝通りかかった公園で見かけた
百日紅(サルスベリ)が
実をつけていました。

緑の草たちも勢いよく茂っていて
伸び盛りで

植木屋さんが汗を拭きながら
長袖姿で剪定をしていました。

今日はコーチングからスタートでした。

昨日、終わりの方で触れた

自分と会社を自己同一化する

を取り上げてみたいと思います。

自己同一化とは
私=〇〇
と表現することができます。

即ち、
会社への思い入れが強い人が
自分=会社
のようになっている状態です。

 

特にがんばっているオーナー経営者に
よく見受ける傾向です。

この場合、会社の動向そのものを
まるで自分に起きたことのように
感じています。

会社と自分を分離せず、
重ねて認識しています。

例えば、会社を批判的な人がいると、
まるで自分が言われているように感じます。

 

会社の運営におけるルールや方針について
明文化しきれない部分があるため、

それが、経営者の気分や直観で決まっている
と誤解されやすい傾向にあります。

 

場合によっては
属人的
独裁的
利己的
と、誤解を受ける場合があります。

 

経営者本人からすると、
誰よりも会社や事業のことを
考え、尽くしているのはこの自分なのに

なぜ、
みんなは動いてくれないんだろう
わかってくれないんだろう
伝わらないんだろう


埋めきれない溝や閉塞感、
理解されない孤独感
といった誰にも言えない感覚や気持ちを
抱えている傾向にあります。


一方で
そこで働いている人からすると、
何が基準で判断しているのかを理解できないため、
経営者本人に確認したり、
判断を仰がなければ決められない。

という、エネルギーの停滞が
生じやすくなり
会社としての判断が遅れ

ビジネスチャンスを逃したり
生産効率が下がります。

 

このような時、経営者本人が
自覚しきれていない意識下に
会社=自分という観念があるため

主語が「会社」や「我々」ではなく、
「私が」になりがちになります。

経営者の周りには、
真の理解者がいることもあれば、
Yesマン達が囲んでいるケースもあります。

真の理解者が存在している場合には
経営者にとって耳の痛い話も
経営者の耳に届き、そこから
立て直していくことができます。

一方で、
Yesマン達は、自分で考えて決断することができません。
なぜなら、経営者の判断結果を
慮る(おもんばかる)ことはあっても、
腹に落としきれていないからです。
つまり、その人の根源とつながって意思決定を
述べることができていません。

しかしながら、多くのリーダー層は
会社や経営者が決めたことをうまく実行するのが
リーダーの仕事だと思っています。
つまり、リーダーの仕事を全うしている
と思っています。

 

経営者から見ると、
部下が依存し受け身のようになっている
としか思えない

と感じられてならないのです。

そして、さらに加速して
ループのようになっていきます。

自社でなかったとしても
知っている組織や企業において
心当たりがあるのではないでしょうか?

こういった場合に該当する場合、
できることはたくさんあります。

 

もし、心当たりがあって課題感を感じる場合、
どうか自分を責めることなく
優しくしてあげてください。
頑張ってきたことを褒めてあげていただけたらと思います。

いくつかのアプローチがあります。

大切なひとつとして
経営者自らが自分を見つめなおす
機会を持つ
があります。

その時に、一人では気づけていない部分を
鏡のように映し出してくれる存在が
いるのといないとでは、
大きな違いが生じてくるでしょう。

会社の体力や変化したいと願う度合いによって
その会社さんにフィットする
展開を考えていくことができるのです。

 

今日もお読みくださりありがとうございました。

 

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