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鮎川詢裕子メッセージ
9.22020
うまく乗り越えていくための「選択的変化」
こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
今日は満月。
暦によると、今日から潮目が変わると
言われています。
「変容・展開」から、
「熟成・答えが見えてくる」期間に
移行していきます。
現在、米国の大統領選や
日本では次期首相選出に向けた総裁選。
そして、台風9号が通過していています。
未来と過去の真ん中にある「いま」
大きな社会環境や時代の変化への対応や、
事業変革や組織やチーム力をより高めていくために
あるいは家族や自分の人生について
この「いま」こそ変化していく時だ、転換点だ!
と、私たちの多くが考えているのではないでしょうか。
変化が必要になるのは、コロナの発生や
これまでになかった製品やサービス、概念の出現
など、外部環境の変化に必要になってくるものと、
内部の力関係の変化や、
トップの交代、
人材の流出など、
内部環境によって生じるものがあります。
従業員の自立や
部下育成
チームの力を引き出す必要が生ずる
こともあるでしょう。
どちらにしても、変化にうまく対応する
ためには、何が必要なのでしょうか?
会社の改革や事業の見直し、組織風土改革などの
組織集団の場合でも、
従業員やスタッフ、幹部の育成や自立といった
個人に焦点を当てる場合においても、
私たちはまるっきり生まれ変わることはできません。
例えば、企業合併して、合併後名称が変わり、
「新生〇〇」と名乗ったとしても、
これまでのやり方を手放せなかったり、
名残惜しかったり、
昔の〇〇さんがいたら許さないだろうと
恐れたりと、
これまでの慣習や自己認識を全て捨て去り
まっさらに生まれ変わることは、
まずありえません。
つまり、完全に生まれ変わることが
望ましいわけでもないのです。
大切なのは、
現状すでにできていること
機能している良い部分
つまり変えなくてもよい部分と、
変化に対応していくために
変える必要がある部分を
「分けて考える」ことが欠かせません。
しかし、頭でわかっていたとしても、
「変わらなければいけない」という圧力を
受け過ぎていたり、
必要性にかられ過ぎたり
現状への不満が大きいと
良いところ、機能している部分を認めることが
おざなりになって、
悪いところや
欠けているところ
ばかり見る傾向があります。
足りないところ
できてないところ
現状への不満
にばかり焦点が当たってしまうのです。
例えば、この上の画像を見たときに
どこが気になりますか?
欠けているところを埋めるには
大きなチャレンジが伴います。
現状を全て否定したり、
欠けているところばかり
指摘すると、
集団組織の雰囲気は下がります。
個人のやる気も失われます。
組織集団・あるいは個人の
できているところを認め
そこにある独自性を見出し、
伸ばしていくことによって
オリジナリティを伸ばし、
発揮できるようになります。
起点を
すでにできているところから認める
ところから始めると、
良いことがあります。
まず、ここまですでにできている。
それが明らかになると、
次に進むエネルギーがチャージされます。
誉められて伸びる子供がいるように
「認める」は自信につながり
変えていく必要があるチャレンジの
心理的ハードルを低くしてくれる効果があります。
だからこそ、
私は(私たちは)あとここを転換していけるのだ
と、変化の局面を乗り越えやすくなるのです。
これは、組織変革やプロジェクト推進においても、
1 on 1 のコミュニケーションにおいても同じです。
すでにできていることを認めると
それを財産として活用しやすくなります。
否定の前に、できることを数える
感謝から始める
をぜひお試しください。
今日もお読みいただきありがとうございました。
感謝をこめて
鮎川詢裕子
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