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鮎川詢裕子メッセージ
4.32020
相談を受けた時、どうこたえていますか?
こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
「あの人が変われば、うまくいくのになかなか変わらない
どうしたらいいんだろう?」
という相談をもし、あなたが受けたとしたらどうしますか?
部下やスタッフから
クライアントの経営者から
お客様から
同僚から などなど、
いろいろなシーンでよくみられる相談ではないでしょうか。
きっと、あなたもこれまでの人生で誰かに相談したことがある
あるいは、相談されたことがあるのではないかと思います。
この時に、どう対応するのか?
といえば、手法はそれこそ何通りもあります。
一般的によく見られるのは
アドバイスをする
自分の考えを述べる
相手のために一生懸命正解を考える
です。
これは、「相手の代わりに自分が答えを出す」
というやり方です。
「なんて言ってあげたらいいのだろう?」
と、いつのまにか
相手の悩みを自分の悩みに置き換えている
そんなパターンを持っている人もいます。
相手は教えてもらったものを受け入れれば、実行するでしょう。
ただ、もしあなたが相手の成長に携わる立場にいるとしたら
このやり方は有効なのでしょうか?
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相手は考えることなく、あなたが伝えたことを実行します。
ピンとこなければ、やらないかもしれません。
だとすると、相手の成長に寄り添っているとはいえません。
相手の悩みを自分の悩みにしない
ことも大切です。
相談を受けたものが解決してあげなければいけない
と思うと
相手は成長できないからです。
相手の悩みを解決してあげないと存在価値がない
と、思い込んでしまうと
共依存のループに入り込んでしまい
抜け出せなくなっていきます。
相手の悩みを解決してあげるのではなく
その人の成長や本来持っている力の発揮を支援する
その人が心から願っているビジョンや夢の実現を応援していくのです。
そのために
相手本人の解決する力を信じてかかわる
ことも大事です。
まだ、発揮していないだけで、本来備わっている能力があります。
そのまだ見えていない部分をどれだけ信じてかかわれるのか
が大きなポイントとなります。
ここから信頼関係が深まっていきます。
その上で、
相談してきた人の本当の課題はどこにあるのかを心の目で見ていきます。
それは、相手が相談してきたこととは少しずれてるところに
存在していることがよくあります。
指を自分ではなく他者に向けていて、
自分から解決しようとしていない
など
解決モードにいた時には、気づかなかったものが
見えてくることでしょう。
相談者は本当はどうなりたいと望んでいるのかわかっていますか?
何を求めてあなたに相談しているのでしょう?
もし、わからないとしたら
本人に聞いてみたらいいのです。
どうかかわってほしくて相談しているのですか? と。
人の成長や本質的な変化にかかわる時、
正解をあなたが見つけるのを手放して
相手が話してくれることをしっかり聞いていくと
相手とのコミュニケーションがきっとラクになっていきます。
そうなれた時、
答えが自然と見つかっていくことがよくあります。
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