鮎川詢裕子メッセージ

日本の風物詩は私たちの手にかかっている

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

人と組織・地域のポテンシャルを引き出し、
自立し、全体をリードしていく先駆者を輩出。

本質的な価値を最大限に発揮しながら、
事業活動の進化とサステナビリティの調和の実現を
コーチングと教えないコンサルティングで伴走しています。

日本は四季の風物詩が豊かに感じられる国。
そんなイメージが変わるようなニュースが入ってきました。

気象庁は、これまで70年間にわたり続けてきた
「生物季節観測」の対象の大リストラを発表したのです。

気象庁では、全国の気象台・測候所 58 地点で
植物 34 種目、動物 23 種目の計57種目を対象に
開花や初鳴き等を観測してきました。

桜の開花が有名ですね。
それ以外にも、ウグイスやモンシロチョウ、ほたる
あじさいや、たんぽぽ、スミレやイチョウなど、
観測所から半径半径5km以内のエリアで行われるもので
職員が目視等によって、判断していたそうです。

それが、今回なんと動植物57種目から植物6種目にまで
対象が減ることになったのです。

90%削減…。

なぜこんなことになったのでしょうか?

その理由がこちら

本観測は、季節の遅れ進み、気候の違い・変化を
的確に捉えることを目的としておりますが、
近年は気象台・測候所周辺の生物の生態環境が
変化しており、植物季節観測においては
適切な場所に標本木を確保することが
難しくなってきています。
また、動物季節観測においては対象を
見つけることが困難となってきています。

気象庁「生物季節観測の種目・現象の変更について」

昔ながらの動植物を私たちは
9割近くも失っていたのです。

これほどまでに生態系が変わって
いるとは、正直ショックです。

社会環境の変化と言えば、
自分とは関係のない、誰かがもたらしたこと
のように感じ取れるかもしれませんが、

私たちの暮らし方にも
その要因があるように思えてなりません。

最近、温室効果ガスの排出を2050年までに
実質ゼロにすると菅首相が表明しました。

企業においてもペットボトルのラベルレスが始まったり、

石炭火力から撤退し、再生エネルギーに
集中を選択する企業も出てきました。

次々といろんな取り組みが始まっています。

そして、私たち市民を対象にした
様々な勉強会やオンラインセミナーが
どんどん増えてきています。

2021年はさらに加速していくことでしょう。

先日13日にオンラインで開催した
ドローダウン(温暖化逆転)の紹介ワークショップは、
広島や島根、新潟といった地域の方からも
申し込みがあり、拡がりを見せています。

「どうやってこのワークショップを知ったのですか?」

という問いに
「〇〇の勉強会でドローダウンを知った」
「環境に関するコミュニティーで紹介された」
といった回答をいただき、びっくりしました。

それだけ、ドローダウンが話題になっている
ということです。

心から嬉しくありがたく思っています!

この取り組みを続けてきた意義と手ごたえを
最近少しずつ感じています。

政治が変わり、企業活動が変わり
市民活動が変わっていく。

このことによって、いつの日か
気象庁から「生物季節観測」の対象が
復活することになりました。

という発表を私たちの取り組みによって
聞けるようになる

そんなふうになったら、すごいと思いませんか?

私たち「人類共通のアジェンダ」がここにあります。

ピンと来ている人も、これからの人も
ぜひこれからどんな展開が起きていくのか、
大注目です!

今日もお読みいただきありがとうございました。

鮎川詢裕子

 

誰でも気軽に参加できる
ドローダウン紹介ワークショップ(オンライン)2.5時間
一般向け開催 12/13


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