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鮎川詢裕子メッセージ
9.262020
ジャッジメントと区別の分かれ道
こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
こだわって取り組んできたことなのに、
一緒に取り組んでいる人の反応が自分と違う
あるいは、期待と違うことって
実はよくあるのではないかと思います。
そんな時、心を開いて、違いを受け入れられることもあれば、
あまり気にならないで過ごせる。
そして、
つい批判的になったり、怒りが湧いてしまって、
葛藤を抱え込んだり、攻撃的になるといった場合が
あったりするのではないでしょうか。
あるいは、
この人なら違いがあっても、乗り越えられる
けれど、
あの人の場合は、寛容でいられなくて
正当性を主張して戦う
この違いは何で起きるのか?
と疑問を感じたことはありませんか?
これは、どこから来るのでしょうか?
相手が原因なのでしょうか?
どうやらそうではなさそうです。
なぜなら、その反応の違いはあなた自身が
つくり出しているからです。
自分がこだわって大切にしているという時、
「自分が正しい」というスタンスに入ってしまうと、
「他は間違っている」をつくり出します。
そうなると、正しさを振りかざして、
他の人を例えば、「考えが浅い」「努力が足りない」などと
決めつけてジャッジメントするようになっていきます。
自分にとっての正しさを貫き、他者を批判すると、
どんなに自分にとっての正しいことを言っても、
他の人と一緒につくり出すのは難しくなります。
自分にとっての正当性の代わりに、
その取り組み全体にとっての妥当性を見出すことに
その能力を使うことができるとしたら、
「自分にとっての正しさ」から抜け出し、
その取り組みが本来目指すものについて
ビジョンを見出し、共に取り組んでいける
ポイントを見つけられるようになります。
また、人によって自分の態度が変わるのは、
相手によって、自分の基準が変わっているから
といえるのではないでしょうか。
同じように大切なメンバーだとしても、
厳しく対応する相手と
寛容に対応する相手と
無意識のうちに、異なる法律を適用していることがあります。
寛容でいられる相手と違いが見つかった時は
自分と異なる部分を区別するものとして捉え、
その違いに好奇心を向けることが簡単なはずです。
例えば、
新人には寛容でいられるけれど、上司とは戦う
子どもには甘いけど、パートナーには厳しい
Aさんは許せるけど、Bさんは許せない
という基準を持っている人もいれば、その逆の法律を持っている人も
いると思います。
厳しく対応する相手には、
ああしてほしい、こうしてほしい
という要求が多いものす。
すなわち寛容でいられる相手よりも
多くの基準を持っていることになります。
基準をたくさん持つと、人間関係は厳しいものになります。
そして、同じ人に対しても、基準は変化していきます。
例えば、
出会った頃には、何を言われても嬉しかった。
そのうち、その存在が当たり前になって、ありがたさを忘れた。
何かをいわれるのが、煩わしくなった。
といったようなことです。
本当はその対象は、人に限りません。
使っているモノやペット、育てているものなど、
あなたの内側の意識の変化が、外側に現実として立ち現れていきます。
どんな人にでも心を開くことが、
信頼関係を築く基本と言われています。
しかしながら、私たちは気づかないうちに相手によって
基準を変えていることがあるのです。
もし、心当たりがあるなら、いったんやり取りを保留して
その人にどんな基準を持っているのか?
どのようにその基準を持つようになったのか?
振り返ってみると、整理になり、ヒントがみつかります。
あなたが本当に成し遂げたいビジョンを実現していくために
参考になったら嬉しいです。
今日もお読みくださりありがとうございました。
感謝をこめて
鮎川詢裕子
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