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鮎川詢裕子メッセージ
7.12019
いつものパターンから抜け出すには?
特定の部下や上司との会話で行き詰まりを感じたり
ある場面になると苦手意識が湧いてくる。
そういった経験は誰でも持っていると思います。
経験を重ねて乗り越えていくうちに
気にならなくなったり、サクサクと対応できるものもあれば
毎回ぐるぐると抜け出せずその付近をぐるぐる回っている
人にはそれぞれそういったものが
少なからずあるのではないでしょうか。
質問しているのに、相手が話してくれない。
もう期限が来るのに、進捗状況がわからない。
なかなか当事者意識を持ってくれない。
他にもあると思います。
この繰り返しているパターンを、
一体あとどれくらい続けたら抜け出せるのだろうか?
かつての私はずーっと悩んでいました。
でも、どうしたらいいのかわからない。
わかってみると小さなことです。
その小さなことが何なのか、どこにあるのか
気づくまでは見えないのです。
そこがわかると糸口が見つかり
現実が変わり始めます。
自分なりに最善を尽してもわからない時には
客観的に状況を見つめ直し
繰り返しのループから抜け出す
工夫が必要です。
はまり込んでいる時にはその状況にどっぷり浸かっていて
変化を生み出すのが難しにくいものです。
アクションものの映画を見ていて、ドキドキしたり、
主人公になったかのように敵を避けている時が「実体験」です。
もうひとつは、体験を外側から観察しているように見る「客観体験」です。
幽体離脱のように、自分から抜け出して自分を観察するイメージです。
冷静に客観的に起きている事象を観察・分析できると
自分のことすら分離して眺めるように見ることができる。
この「実体験」と「客観体験」の両方を自覚的に
使っていくと変化を起こしやすくなります。
訓練していくと「実体験」と「客観体験」の感覚を同時に
持つことができるようになっていきます。
すると、自分を調整しながら、行動できるのです。
部下と話しながら、「語気が強すぎるな」と
話し方を調整できるようになったり、
依頼する時に遠慮している自分に気づいて
「何のために行うのか」に立ち返り、堂々と伝えることが
できるようになる、といった具合にです。
ぜひこんな風に両方の感覚にをお試しいただけたらと
思います。
あるいはもし可能なら、敢えて日常から離れて(客観体験)
F1のピットインのように一呼吸入れて作戦を立て
実践につなげる機会があるといいでしょう。
大切なエネルギーを繰り返しのパターンにではなく
有効に使いたいものです。
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