鮎川詢裕子メッセージ
12.212019
東邦大学看護学会での講演
こんにちは。鮎川詢裕子です。
12月21日に第19回東邦看護学会学術集会にて看護に携わる皆さん向けに講演をさせていただきました。
春頃から打ち合わせを重ねて、ようやくこの日を迎えました。
大会長の影山美子さんのご挨拶の中で「看護師は高度化する医療の中で、社会から高い専門性とその責務が求められています。さらに、看護職間だけでなく多職種と連携することも求められています。そのような中、患者さんのニーズに合わせるよう看護に取組んでいます。」とあるように、職務環境で大きな役割を担っていらっしゃいます。
その中で、いろいろな価値観を持った人たちとつき合っていく必要があります。
その中で人とうまくつき合っていくには、どうしたらいいのでしょうか。
どんなコミュニケーションや、あり方が大切になってくるのでしょうか。
学術集会テーマ「しなやかな看護の場をめざして」の「しなやかさとは何か?」など、イメージをすり合わせながら、抄録を書かせていただいたのが、9月末でした。
↑「東邦看護学会誌 第19回東邦看護学会学術集会抄録集」より
このテーマについて講演を依頼したいと影山さんは、拙著「最高のリーダーほど教えない」を読んでお声がけ下さいました。聞くところによると、従来医療に携わる方の特別講演が行われてきたようです。
実はこの1か月、かねてより手を尽くし続けている大切な友人が入院し、入院先に通う日々を過ごしています。
患者やその家族にとって、看護師さんの存在の大きさを毎回感じずにはいられません。
力を尽くし過ぎると、どうしても自分を後回しにしがちになります。
医療に限らずそのように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった皆さんに自分とつながる時間を持っていただきたい。
そんな想いから「自分の大切な源泉に触れ、つながりを感じる時間」
そして、「異なる立場の人たちが、共に力を合わせていく時に互いに必要な考え方」を一緒に考えていきました。
せっかくなので、参加いただいた皆さん同士が胸の内を話したりできる時間を設けながら進めていきました。
高度化とともに複雑化している医療の要となっている皆さんの現場が、自分の心に寄り添うことを後回しにすることなく、「つながりを感じながら自分を生きる」しなやかな看護の場であるよう心から祈念しています。
大会長の影山さんの看護の現場を想うご講演に感銘を受けました。
当日は333名もの方が来場されたとのことです。きめ細かく準備されてきた様子が当日からも伝わってきました。
特別な機会をいただきありがとうございました。
今後もこのような活動を行っていけたらと思います。
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