鮎川詢裕子メッセージ

「クライメート リアリティ プロジェクト in 東京」のインパクト

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

2019年10月2・3日に日本初開催となるリーダーシップコミュニティトレーニングに参加してきました。
元米国副大統領アル・ゴア氏が立ち上げ、会長を務めるクライメート・リアリティ・プロジェクト。
気候の危機に対して世界中が力を合わせて解決策を創り出すために立ち上げて、変化を確実なものにするためのを目的としています。

私にとっては、以前からも、世界システムや環境に関する活動を仕事と関連付けて活動していましたが、昨年5月にプロジェクト・ドローダウンのポール・ホーケンさんのお話を目前で聴いたことが大きなきっかけとなり、温暖化逆転(ドローダウン)の実現に向けたワークショップを開催するようになったので、非常に貴重な機会となりました。

大がかりな規模になる予感をしていたところ、なんと予想を上回る参加者は800人。
高校生から80代までが一堂に会したのです。その平均年齢は環境大臣に就任した小泉さんと同じ38歳。
環境への意識の高まりはどの世代にも共通するものになりつつあるのを感じました。

実は約半数近くにも及ぶ人がこのトレーニングの抽選から落ちたそうです。

このトレーニングはこれまで米国を中心に開催され、今回は43回目。
延べ2万人を輩出しています。

この2日間は、初日が気候変動の「知識を身につける」インプット、2日目が「知識を行動に変える」をテーマに企業や政府の取り組みや科学者の見解、そして行動に向けたネットワーキングが行われました。

最もインパクトがあったのはアル・ゴア氏の気候の危機と解決策に関するプレゼンテーション。

今年71歳のアル・ゴアさんは、3時間近く水も飲まず途切れることなく続けて

変えなければならない
変えることができる
私たちは変える

というメッセージを世界中で起きている気候変動の構造や画像やデータとともに起きている事実の数々、そしてその解決策についても同じくデータを用いて働きかけていきました。日本に関するデータも多く説得力があります。

講演の模様はこちらに掲載されています。

日本の企業や金融、民間や政府における取組状況や、化石燃料事業の状況も伝えられました。
この2-3年で金融の動きが大きく変わり、世界全体がクリーンエネルギーに向かおうとする中、日本がどう遅れをとっているのか、日本の強みは何なのかを我々が考え何を実際に行っていくのかというヒントがたくさんありました。

 

小池東京都知事からは東京都の取り組みについてのプレゼンテーション。
以前、気候変動イニシアチブ参加した時に東京都の取り組みを聞いてましたが、具体的で大きなチャレンジをしています。

 

こちらはIKEA JAPAN の講演です。

テーブルごとに活動領域が近い人を配置されていて、新たなつながりができたことも大きかったです。

丁寧なレポートがありましたので詳しくはこちらをご覧ください。

 

今回、改めて気候変動の問題だけでなく、SDGsの17のゴール、169のターゲットはすべてつながっていて、関連しあっています。これはドローダウンでも同じことを言っています。

企業や大きな組織の意志決定だけでなく、私たち一人ひとりが今行っている買い物や暮らし、投資、といった一つひとつの行動や選択が気候変動や温暖化につながっているのです。

 

 

ドローダウン紹介ワークショップでは温暖化逆転のための100の方策をお伝えしています。

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