鮎川詢裕子メッセージ

「知る」「知らせる」が組織の変化を創り出す

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

霊性を事業活動とリーダーシップにいかす。
ほぼ教えないコンサルティングをしています。

理念やビジョン、存在意義は
その存在の霊性を表現したものです。
それらがカタチになったのが行動、
そして成果です。

梅雨明けが近畿地方にも広がったそうですね。

8月に入ったら東京も一気に暑くなりそうです。

本日午後、心惹かれるイベントが開催されました。

博報堂さんの新しい取り組みUoC
UNIVERSITY of CREATIVITY

多様な関係者とともに未来創造の
技術としてのクリエイティビティを
議論し、研究し、社会実験していく場

どの分野も興味をそそるテーマが満載です。

特に今回のテーマは
地球史から今をどう捉えるのか?

視聴者として参加予定だったところ
なんと、パティシパント(≒パネリスト)として
参加することに!

竹村さんの2週連続の地球講義、終了!
まさに21世紀のすべての人の基礎教養!
気候変動や大陸移動などダイナミックに変わり続けてきた人類46億年とその中で、植物や生命が地球と共進化してきた歴史。そして、それらを意識できる知恵とテクノロジーを手…

近藤 ヒデノリさんの投稿 2020年7月31日金曜日

本日カタリストとして講義くださった
文化人類学者の竹村 真一さん。

触れる地球の開発者です。

初めて触れる地球を見た時、
とってもワクワクして嬉しかったのを
今でも思い出します。

 

初回に続き今回は、私たちがこれまで知らない
この10~20年の間に判明した地球の歴史。
それが、とってもワクワクする内容でした。

温暖期と寒冷期と革命が起きる時期の関連性
経済発展
生物多様性
エネルギー効率など多岐に亘っていました。

電気をつくっても、実際に使っているのは1%
あと、99%使える余地がある

私たち人間が世界中を移動するようになって

人間の食や嗜好のために、持続可能な生き物が絶滅する
ウイルスなどが拡がる

大量生産時に必要になった機械的な活用人材の部分が
今、AIに取って変わってきている

これらをよくよく考えてみると、
我々が自分たちで種をまいてきたこと。
もし、自分たちできっかけを作ったのなら、
我々で工夫していけるのではないか。

そんな考えが浮かんできました。
そして、企業からもいろんな動きが出ているといいます。


(こちらはスタジオジプリのzoom壁紙です)

こんな関係だったんだ
こんな仕組みになっていたんだ

組織でも、
これがわかると、変化が起き始めます。

職場の雰囲気がおかしかったのは
こんな事情があったからだったんだ

新しいシステムがうまく稼働せず
イライラしていたけど、
こんなにも大量のバグが発生していて
○○部総出で対策を打っていたんだ

といったように
関連や事情がみえてくると、

そこにいるメンバー自身が
自分にできることやアイデアを出し始めます。

今までバラバラだった枝葉が
関連づけられて全体性を帯びて
つながってくるのです。

まだまだこんなことができるんだ!
と気づけると、
希望があってエキサイティング
な気持ちになります。

情報をきちんと「知る」ことによって、
認識がガラリと変わり、
行動が大きく変わり出す

あなたにもそんな経験が
あるのではないでしょうか?

*  *  *

ここからが本題です。

参加しながら、こんなことを思ったんです。

なぜ、温暖化や気候変動といった
「問題」とも言われているテーマなのに
私はこんなにもワクワクしながら
聞いているのだろう?

内側の感覚が
どんどん変わっていくのは
どうしてなのでしょう?

コロナ禍をはじめ
大きく変動が起きているのに
この時代にに生きていられる幸せを
感じられるのはなぜなんでしょうか?

同じようなことを、
職場や組織変革の現場でも
よく見かけることがあります。

なぜ、それまでバラバラで
無関心のように見えていた組織が変わり出すのか?

どうして上下間、組織間、
経営トップと各組織の関係が
シフトしていくのか?

大きなものとして、
一部の人にしか知られていない情報
というものがその組織にもあります。
その情報をできるだけ解放し、
可能な限り関係者に知らせていく
があります。

それを決めた背景や想いが語られて
それに対して聴き手がどう感じたかを
話し手に伝え合う場があること

つまり、「知ること」によって
関係者になり、当事者になっていくのです。

そして、できてないことを憂うのではなく
どんな伸びしろがあるのか
どんな可能性に満ちているのか

今、このことに取り組むことができる
素晴らしい意義を
互いに理解し合う場がある。

 

そのことによって
組織も部下も
そして会社全体が
徐々にダイナミックに変わり始めます。

情報は、頑張って取り組んだ人だけが
保有する傾向があります。

そうなると
情報格差によって、同じものごとでも
見え方が全く違ってきます。

 

一方がどんどん詳しくなると、
もう一方はどんどんついていけなくなる

互いが分断されてはもったいない

今日の講義から

「知る」をクリエイトしていく大切さ

に改めて気づかされました。

私がさせていただいた質問

宇宙的なコンテクスト(文脈)の中で
自己認識を持った我々人間は、
改めて何のために今存在しているのか?

答えていただいた話から
私が受け取ったのは、

これまでの地球史の中で
自分が何をしているのか
認識できる生き物はいなかった。

その自己認識できる人間だからこそ
できることがある

これは、組織で働く人の自立化と
とても関連があります。

言われたことを聞くしかない
出る杭になったら面倒くさい
人に好かれなければ生きていけない
どうせ言っても理解されない

こういった人たちは、
本当は変化をどこかで願っています。
「どうにかしたい」というエネルギーが
まだ開いていないだけです。

 

「知る」「知り合う」きっかけをつくること

 

それが小さくて大きな一歩になります。

今日もお読みくださりありがとうございます。

鮎川詢裕子

 

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