鮎川詢裕子メッセージ

手書きの効用

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

あなたは、記録を取る時、手書きですか?
それとも、できるだけパソコンやタブレットに記録を残しますか?
パソコンで打つ方がスピードが高くて効率的だと
考えるかもしれません。

手書きの効果としてこんな実験結果が出てきます。

こちらにもあるように、パソコンは早く多くを処理できて
脳を刺激しますが、記憶には残りにくくなります。

一方で、手を動かして書く場合は、
五感を刺激し、まとめるという認知機能を高めて
記憶が残りやすくなります。

手書きといえば、その昔、前の職場で
月例の経営会議に出ていた時、

誰が何を発言したのか、記録するために、
四色ボールペンの色ごとに、人を設定して
後からわかるようにメモを取っていたことを
思い出します。

発言者と発言者の意見の違いにアンダーラインを引いたり、
両矢印で結ぶことによって、会議の後からもわかりやすく
覚えていられるので、資料作りに役立ったものです。

 

このように、実は一見、非効率に見える
ひと手間をかけるという行為は、
より大きなスパンで見てみると効率的なのです。

ひと手間かけるのは、丁寧におこなう
にもつながります。

学校の授業のノートや、考えを整理するときに
描いた図が記憶に残るといった
経験を多くの人が持っているのではないかと思います。

現在、行っている「源と響き合うリーダーシップ講座」でも、
事前に一冊、「自分に向き合うためのノート」を準備
してもらっています。

この講座では、オンライン上に集合して顔を合わせて行う
セッションや、自分のペースで行えるeラーニング、
個人ワークなど何種類か手法を混ぜて
頭だけで理解するのでなく、実感がともなうような
プログラムにしています。

手法は複数ある一方で、
自分用のノートに実習内容や気づいたこと、
覚えておきたいこと、浮かんできたアイデアや、
行動計画、キーワードなどを
すべてを一冊のノートに書き出して
もらうようにしています。

記録がテキストや、ワークシートなど、
あちらこちらに分散すると、
折角書いた大切な考えや気づきが分散して
活かしにくくなってしまうからです。

手書きはひと手間かける
ことになります。

けれども、このひと手間ひと手間かけて
書くこと、考えや発想していると
目の前のことだけにしか集中できません。

これからしなければならない未来のことや
さっきのメールのやりとりで気になった過去のことに
気を取られることなく、今ここだけに
集中できるのです。

先日書いた、時間の花を過ごしやすくなります。

何か大切なことに取り組むとき
考えをまとめるとき
ビジョンをひろげるときなど、
ぜひ、手書きを取り入れてみてください。

好奇心や高揚感とともに
イマジネーションや、発想やアイデアが湧いてくるのは
楽しいものです。

今日もお読みいただきありがとうございました。

鮎川詢裕子

霊性を事業活動とリーダーシップの発現にいかす
コンサルティングをしています。

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トランジションについてインタビューいただきました。

 

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