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鮎川詢裕子メッセージ
3.72020
世界中から人が押し寄せる足立美術館
こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
先日、出張先での仕事を終えて冬の足立美術館を再訪しました。
1万坪に及ぶ庭園と横山大観のはじめとする日本画の数々。
漆芸や魯山人の作品など…。
友人にたまたま教えてもらったこの美術館のおかげで、日本絵画を今までより身近に感じられるようになりました。
コロナウィルスの影響のせいか
いつもは1日数千人の来場者で混雑するこの美術館は閑散としていて
いつもは列をなしている喫茶室に一人。
おかげさまで、アイデアの整理と内省の時間をとることができました。
今回は榊原紫峰の作品が数多く展示されていてウットリです。
この美術館のおかげで
川合玉堂や橋本関雪をはじめとする珠玉の作品を間近で観ることができて
日本画が身近で作品からの息遣いが感じられるようになってきました。
作品を通して表現しようとしている世界に触れられるような気がして、初心者ながら心が弾みます。
この美術館は横山大観の作品と庭園が有名で
この美術館の創設者は横山大観の作品に惚れ込み
まだ作品が買えなかった頃によく自転車で作品を見に通い
「いつか必ず手に入れるぞ!」と思い描いていたそうです。
横山大観を一生の恋人と話していたそうで
庭園の木々や石は横山大観の作品に出てくるものに
なぞらえて直接探して集めたものだと言います。
そういった想いが事業を大きくし
訪日外国人客の入館者数が年間4.5万人も訪れる美術館に
ならしめたのでしょう。
71歳で美術館を生まれ故郷に創設した足立全康氏。
こちらの動画で夢やビジョンを叶えていく時の在り方を垣間見ることができます。(音声がでます)
貧農の子として生まれ、事業を興し足立美術館ができるまで、そしてできてからも心に描いたものを一心に形にし続けていく姿勢に心打たれます。
特に1分18秒あたりから、76歳になられた全康さんの動きに驚かされます。
決して利便性が良いとは言えない場所に世界中から人が訪れる美術館たる所以がここにあります。
昨年累計来場者数が2000万人を超えたそうです。
機会があれば、いらしてみてください。
こちらが足立美術館のwebサイトです。
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