鮎川詢裕子メッセージ

「気づかせる」時におちいりがちなこと

My workplace with fresh flowers

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

ここ最近、テレワークやオンラインで業務を進めていく機会が増えています。
こんな時こそ、コミュニケーション力がいつも以上に重要になってきます。
当然ながら、対面で行う打ち合わせや会議、セッションでも大事です。


そんなあなたに、相手に気づいてほしい時につい、間違ってしまう大事なポイント
お伝えしていきます。

書籍を購入して、特典をダウンロードした方にお伝えしている内容と重なりますが、「現時点でできているかな?」と、何度でも確認いただきたい内容です。
ぜひ初心に帰って、ご覧ください。

 

これまでいただいたご感想やご質問を拝見すると
本書をお読み下さった方の中には
「気づかせるって難しいなあ」と感じられている方も
いらっしゃいます。

・時間がかかるなあ
・気づいて欲しいところでなかなか相手が気づかない
・心がけているけど、その瞬間になるとつい、相手とやりあってしまう

アプローチの仕方はいくつもあるので徐々にメールマガジン
ブログ、公開セミナーなどで触れていきますね。

 

今日は「気づかせる」時に陥りがちなことについてです。

「教える」から「気づかせる」へ
本書の帯にかかれている言葉をご覧になって
中には誤解をされている方がいらっしゃるかもしれません。

 

「気づかせる」は
「気づかせてやろう」と相手を自分が思うようにコントロールするもの
ではありません。

 

「相手に自分で答えを見つけ出す力が備わっている」と相手を
信頼して、本人が自ら気づくことができるよう、働きかけ方を
工夫する。
「どうしたら本人に気づいてもらえるかかわりができるのか」
というあり方です。

 

つまり、自分を顧みて姿勢やかかわり方を見直していくこと
言います。
相手をコントロールするのではなく、自分をコントロールするのです。

 

前者の「気づかせてやろう」では、自分にとっての正解を相手に
期待しているため、相手が気づかなかった時に
「何で気づかないんだ!」という感情が湧きやすくなります

 

同時にその姿勢は、相手に伝わりやすいので、基盤となる
信頼関係も崩れやすくなります。

時間がない時、トラブルがある時など
特にあなたさんの姿勢が問われる時です。
私自身もハッとすることがあります。

うまく行っていない時には、どんな自分になっているのか
客観的に自分を観察してみてください。

・相手の言動に反応的になっているかどうか
・自分中心(自分が正解を持っているというスタンス)の
 言動になっていないかどうか

例えば
部下があなたが期待していた行動をしなかった時
「〇〇になってるね。」
「こういう時はどうするんだっけ?」
と声をかけたとします。

前者の「 」は事実を伝えているか、解釈を伝えているか
を意識しておくといいでしょう。
※書籍「最高のリーダーほど教えない」のp76を参考になさってください。

後者の「 」は質問形式で、質問者に
「答えが決まっているよね。」
というニュアンスが含まれる可能性があります。

 

同じ言葉をかけたとしても、声をかける時の
あなたの姿勢と
部下がどう受けとめたのかによって展開が違ってきます

・純粋にどう思っているのか聞いてくれている。
・なんでやるべきことをしないのかと責められている気がする。
・この間教えてもらったことの確認をしてくれてるんだな。
など、受け止め方は様々です。


時には、こちらが純粋に質問したとしても、

相手はそう受け取らない場合があるかもしれません。

その場合は、「何か食い違ってるね」と、
そこから対話をしていけばいいのです。

時間がない時、話す余裕がない時は、改めて時間をつくるようにするのも一つのやり方です。
気持ちを落ち着けて話しやすくなります。

「気づかせてやろう」
「相手がどう考えているのか知ってそこから会話をつくっていこう」
何のために質問をするのか、というあなたの意図によって
結果が大きく変わってきます。

そこにはどんな姿勢のあなたが声を発しているのかという
その時その時のあり方が現れてくるのです。

できるところから少しずつ工夫してみてください。
やったことが返ってきます。

あなたのかかわりによって、
相手が素直に自分を振り返ったり、
勝手に相手が気づいていく姿が見れたら
うまくいっている合図です

心からエールをお送りしています。

 

最高のリーダーほど教えない
部下が自ら成長する「気づき」のマネジメント
かんき出版
ISBN-10: 4761273631
ISBN-13: 978-4761273637

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