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鮎川詢裕子メッセージ
8.182020
食料廃棄の削減と温暖化
こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
この暑さの中、運動不足になりがちなので
日が沈んでから、歩く日があります。
歩きに行く前に、外に出て
ウォーキングに行っても大丈夫な気温か
確かめてから出かけます。
大きな川の近くを歩きながら、
少し風が吹いていて助かりましたが、
日中の日差しが地面に残っていて
もわ~っと🌡
下から熱が伝わってきます。
同じようなことが、屋内でも起きるそうですね。
鉄筋コンクリートのマンションなどでは、
外壁や窓への太陽の熱が
だんだん内側に伝わって、
太陽が沈んだ後にも、部屋の内側の壁の温度が下がらない。
なので、外気温が下がっても、
室内温度は下がらない。
外の気温よりも、室内の方が高くなる
という逆転現象が起きるのだそうです。
昨日の投稿で、猛暑を下げるにはということで
こちらの記事を書きました。
こちらの書籍
原題:Drawdown
The Most Comprehensive Plan Ever Proposed to Reverse Global Warming
ドローダウン:
地球温暖化を逆転するための歴史上最も包括的なプラン
によると、
温暖化を上昇から減少に転換していくための
手段として、「食料廃棄の削減」が
全体の第3位で、
食に関するものでは1位となっています。
昨日記載の通り、
30%以上もの食料が廃棄されています。
それと、温暖化はどのように
関係しているのでしょうか?
まず、食料はどこで捨てられていると
イメージしますか?
私たちが直接見かけるのは、
コンビニで賞味期限をすぎたお弁当を
店員さんが選別しているシーンかもしれません。
あるいは、自分で買い物をして
食べきれなかったものを捨てる
外食して残すといったものでしょう。
実際にはまだまだあります。
私たちの手元に食料が届くまでの
プロセスを考えてみると、
どうでしょうか?
日本の場合、品質の基準が厳しくて
カタチが整っていないものは、店頭に並ぶことなく
廃棄されるものが沢山あります。
食料が加工される過程でも、大量の食料が
廃棄されています。
賞味期限にも敏感です。
私たちがスーパーやコンビニで何かを選ぶとき
今日すぐ食べる時でも、
奥の方の賞味期限が先のモノを選んでいるとしたら、
捨てているのはコンビニやスーパーの人かも
しれませんが、原因をつくっているのは
もしかするとあなたかもしれません。
日本の食品自給率は38%です。
このため、海外から大量に輸入して
食料を得ています。
もし、それを廃棄したら、輸送のためのオイルや
保存のために使った冷蔵等の電力消費といった
CO2排出が無駄になります。
たとえば「ゆでだこ」捨てる時、
北海道産のものを買ったのか
モロッコなど遠い海で収穫されたものを
買って捨てるのかによって、全く異なる排出量となります。
また。日本では「売り切れ」を嫌うことから
食品ロスを避けるために小売店から
食品メーカーに対して「欠品ペナルティ」を課し、
それが食料廃棄に繋がっていると聞きます。
それは、消費者である私たちが
「売り切れ」に対して寛容になる
ことが、食品ロス(=食料廃棄)の削減
に繋がっていきます。
ちなみに途上国では、冷蔵設備などが
整わないことから、
食卓に上るまでに多くの食料は腐る等が原因で
廃棄されます。
また、食卓から先のプロセスについてはどうでしょうか。
残した食事や食べなかった食材は、「食表廃棄」そのものです。
日本ではほとんどの場合、燃やすためにCO2を排出します。
途上国では、廃棄された食料は埋めることによって、
大量のメタンが発生します。
メタンの温室効果は二酸化炭素の10倍にもなるのです。
このため、今すぐ私たちにできることは、
地元の農産物・生産物を食べる(地産地消)
国内の食材・食品を買う
食べる分だけ買う
カタチが整っていなくても買う
腐らせない
「売り切れ」寛容であること
といったことが大事になってきます。
食料廃棄の削減に直結しませんが、
家庭菜園を始めるもCO2の削減には有効です。
最近では都市ても手軽にできる
家庭用コンポストや、
近くのお店で余ってしまった食べ物を
安く手に入れられるTABETEといった
取組みが出てきています。
猛暑が下がるだけでなく、
ビジネスとして社会の役に立つものが
増えてきています。
猛暑や温暖化の構造を知ることによって
私たちは起きていることを変えていくことが
できるのです。
温暖化でできることが少し
身近に感じられたのはないでしょうか?
手にした食べ物がどこからどのようなプロセスを経て
あなたのところにやってきているのか
発想してみると、気づくこと、できることが
きっと増えてくきます!
今日もお読みいただきありがとうございました。
鮎川詢裕子
企業と個の本来の力を発揮するために
霊性を経営にいかす道すじを一緒につくっています。
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