鮎川詢裕子メッセージ

本物とは何か~世界が注目「奇跡の宮脇方式」

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。

DRAWDOWNドローダウンを活用した
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支援しています。

私たちの周りで目にする緑は、
「そのほとんどが本物ではない」
とご存じですか?

どういうことなのかというと、
その多くはもともとその土地に
あったものではない。

つまり外来の緑です。

それでは、本物とは何か?
というと、

その土地本来の植物です。
仮に人間がいなかったとしても、
現状の立地気候が支持し得る植生です。
これは、植物生態学上の概念で、
潜在自然植生(せんざいしぜんしょくせい)
と言われるものです。

日本の森は現在、杉やヒノキが整然と並んでいますが、
これも本物ではないといいます。

これは、ドローダウン
二酸化炭素削減ランキング15位の「植林」の中で
取り上げられている日本人宮脇昭さんが詳しく
さまざまな著書で訴えています。

書籍「ドローダウン」p247に記載があります。

以下囲み内引用

在来種のカシ類、クリ、タブノキは、
木材用に導入されたマツやスギ類で
ほぼ完全に置き換えられました。
こうした偽物の天然材破気候変動に
対する回復力や適応力が弱いことに
宮脇は気づきました。

宮脇昭さんは、生態学者で
横浜国立大学名誉教授です。

これまでその土地本来の森林再生に
取り組んで世界中で4,000万本もの
植林に取り組んできた方です。

その植林は、潜在自然植生によって、
その森を構成している
多数の種類の樹種を混ぜてぎっしり
植樹することによって、森林再生を
10-20年という短い期間で行うといいます。

密植することによって、必死に競争して
弱い木は養分になって成熟していく
というのです。

冒頭の明治神宮も土地本来の木々が
植わっているといいますね。

こちらの本は子供向けで、
図や絵、写真が満載なので、
わかりやすいです。

同じ「植林」でも意味を成すものと
そうでないものがあるということです。

土地本来の多様な植物を植えてこそ、
森が息づき本来持っている生命体として
いのちを輝かすと知り、感動しました。

私たち人間にも同じことが言えるのではないでしょうか。

その人の持ち味そのものを輝かせる

外から持ってきて、やらせるのではなく
その人に内在するものを輝かせるのです。

人も森林も同じ自然の一部です。

日本では、紙資源を多く使うことから、
CSV活動やCRS、SDGsの活動の一環として、
植林をする会社は多いと思います。

しかし、どう植林を考えるのかによって、
どのように行うかが変わってきます。
そして、生態系に大きな影響が出てきます。

イオンや日本製鉄など、
宮脇方式で植林した木は、東日本大震災の時にも
残ったと言われています。

宮脇さんは「3本の植樹から森は生まれる」
と説いています。

数年前にクライアントさんから宮脇昭さんの
本を紹介していただきました。

今回、その方から、
「宮脇さんがドローダウンに載っていて嬉しい」
と嬉しそうなご報告をいただき
私も嬉しくなりました。

読み進めるのが楽しみです!

今日もお読みいただきありがとうございました。

鮎川詢裕子

 

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