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鮎川詢裕子メッセージ
2.22021
メンタリングセッションより

こんにちは。鮎川詢裕子(あゆかわじゅんこ)です。
ドローダウンを活用したサステナブル経営、事業支援、
内面変革型の組織開発、リーダーシップ開発を行っています。
今日は、リーダーシップ開発の担い手となるコーチさんへの
メンタリングセッションから始まりました。
クライアントのリーダーシップ開発に
関わるコーチやコンサルタントにも、
人生の様々な局面があります。
今朝は、その人がまさに大切な局面にいる中での
メンタリングセッションでした。
その人の局面について語り合いながら
互いに涙し、それから本題に入っていきました。
人に関わる以上、自己管理が大事になって
くるわけですが、
私たち自身が自分の真実にフタをせず
自分に気づいているって
大事だなぁと改めて気づかされました。
今日行ったのは、リーダーシップの状態を
レントゲン写真のように表す
360度フィードバックアセスメントをどう読み解くか。
私たちが持てるのは、フィードバックデータから
読み解く可能性としての仮説で真実ではありません。
ただ、その人がどんな人生の状況にいるのか、
どんな職場環境にいるのか、
プレッシャーが大きい状態なのかどうか、
自分のことをどう認識しているのか、
上司や部下との関係はどうか。
このアセスメントのカタチに至るまでに
どんな物語があったのであろうか?
こういったことを、毎回事前に検討してから、
その仮説を手放して、
目の前のクライアントさんと向き合います。
真実はデータにはなくて、目の前のクライアントさんにあります。
アセスメントは、セッションを受けるリーダーが、
自分に気づいていくための入り口となるツールに
過ぎません。
ただ、自分視点だけではわからなかった情報が
フィードバックによってたくさん入ってきます。
自分は一生懸命やっているのに、
相手はそう思っていない部分があったり、
人はその人を認めているのに、
自分にとても厳しかったり、自信がなくて
自己評価が低い場合もあります。
また、がんばり過ぎて、人に頼れなかったり、
小さい頃の影響から、人とのいざこざを避けて
本音をずっと胸にしまい続けている人もいます。
それは、アセスメントをリーダー本人が
見るだけでは気づけなくて、
一緒に紐解くコーチやコンサルタントがいて
初めて気づく人も沢山います。
アセスメントは、健康診断の結果以上に
「結果を見るのはとても怖い。」
大半の人は、そう思うなのではないでしょうか。
人は皆、その人にとっての最善を尽くして
生きています。
それが人からどう見られているのか、
自分と乖離していたら
少なからずショックを受けるのではないでしょうか。
私もそうでした。
だからと言って、何か引っ掛かりを
感じているのにそのまま放置していたら
どうなるのでしょうか。
そのギャップを知らずに
そのまま走り続けることの方が、
実は恐ろしいことだったりします。
結果だけを渡されて、
「あとは自分で何とかしなさい。」
というのではなく、
「こうなっているのは、何を大事にしていたからなんだろう?」
「何を優先している自分がいるんだろう?」
「いつくらいから、こういう傾向が出てきたんだろう?」
そんなふうに、一緒に紐解いていくことによって
見えてくるものがあります。
ある企業の経営者がこのアセスメントを受けて
結果を見た時、
その経営者は「思った通りで特に発見はなかった」
そういうことがありました。
あれから、1年近くたって、
「今の経営スタイルにしたのは、あの結果があったからです」
「あの時は堪(こた)えました。
でも、あのことがあったら、自分は変われたんです。」
こういった大切な瞬間がその人に訪れる。
それは、アセスメント直後とは限りません。
こういった瞬間に立ち会わせていただけるある意味
神聖な仕事だと、いつも思っています。
今日のメンタリングセッションでも、
そういう世界観を一緒に共有できた
ありがたい時間になりました。
人によってはちょっと高いと感じるかもしれませんが、
人生の中でも大切な転機をサポートする
地図が手に入ります。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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